シュレディンガーの猫のひとりごと

思ったことをぽろぽろと。それは雨後の筍のように。

カオナシの話

ジブリの有名な「千と千尋の神隠し」にカオナシって出てくるじゃないですか。

あれを観てて、彼(彼女?)と自分って近いのかなって思って少し苦しくなるんです。

私は友人にプレゼントだったり差し入れを渡すのが好きというか、贈りものを贈るというのが好きなんです。何を渡そうか考えている間って、その人のことをものすごく考えるのだけどその瞬間が好きで。

あと、どういう反応が来るのかという高揚もあるんだけど贈り物って結局自己満足なところあるんですよね。

もらう方はありがとうって言うしかないし、そのありがとうに満たされたいんですね、きっと。

作中のカオナシは手から金を出して人々の人気を集めるわけだけど、それは決して彼自身が愛されているわけではないのです。

カオナシも私も、誰かに何かをあげることで得られる承認が欲しいのかな。

ただ、選んだものを本当に気に入ってもらえたりすると嬉しいので、贈り物はやめられそうにないです。