シュレディンガーの猫のひとりごと

思ったことをぽろぽろと。それは雨後の筍のように。

火星の話

詳しくないので間違えている部分があるかもしれませんが、悪しからず。

火星探査機ってありますよね、マーズパスファインダーとか。

火星という遥か彼方から調査したことを電波にして地球に向けて送ってくるわけですが、探査機って寿命があるじゃないですか。どうしても人の手を離れて、違う星に行くから。

探査機は毎日調査して、電波を地球に送り続けて、でもどんどん電池もなくなって、故障もして。
それでも送ってくるんですよ、電波を。

プログラミングされているから、と言ってしまえばそうなんだけど健気に見えるんですよね。
息が出来る間、ずっと地球のことを考えてる訳じゃないですか、探査機は。
これを送ろう、あれを送ろうって。
どんどん自分がだめになっていってもお仕事し続けて、事切れた後は荒野に置かれたままになって。

後から送り込まれた新たな火星探査機は、今、どこかで沈黙した先輩を見つめているのかもしれませんね。